パパ活と援交の違いとは？

今回の記事では、パパ活と援交の違いについて解説します。

焦点になるのは、お手当の発生が体の関係を前提としているか否かです。

健全なパパ活をしていれば、基本的に援交にあたることはありませんが、これらの違いについて知っておいてください。

パパ活と援交の違いとは？

パパ活と援交の違いは、お手当の対価が「同じ時間を過ごすこと（自由恋愛）」にあるのか「セックス」にあるのか、ということ。

パパ活は、男性と女性が同じ時間を過ごすことで、対価としてお手当を受け取る行為です。体の関係を前提とした行為ではなく、あくまで二人の自由恋愛であり、デートで何をするかは二人次第です。

一方で援交は、セックスすることを前提に会い、その行為の対価として金銭を受け取る行為です。

違いを下記の通り表にまとめました。

違い	パパ活	援交
主旨	疑似恋愛	セックス（売春）
デート内容	買い物、食事など様々	セックス
主な募集場所	パパ活アプリ 交際クラブ	出会い系サイト
男性の目的	若い子と遊びたい 愛人のような感覚	ヤリたい 風俗のような感覚
男性の種類	経営層や士業など ハイスペック限定 一般的に40代以降	貧乏〜ハイスペックまで オールジャンル 年齢は関係なし
女性の種類	見た目レベルが高い 上品さ・マナーが必要 一般的に20〜30代	誰でも オールジャンル 年齢は関係なし

セックスの対価として金銭が発生する「援交」は、正確には「売春」と呼ばれており、違法な行為です。

（定義）
第二条　この法律で「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう。
（売春の禁止）
第三条　何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。

出典：売春防止法

しかし食事デートをしてお手当が発生する場合、売春にはあたらず、違法行為でもありません。

目的やデート内容に大きな違いがあるため、パパ活と援交は明確に違う行為だと言えます。

パパ活と援交が同一視される理由

元々「援交」という言葉を使って募集していた男女が、よりソフトな表現を求めて「パパ活」という言葉を使い始めたのが、パパ活と援交が同一視されている理由です。

それが「茶飯」と言われる食事デートのパパ活をしている女性なのか、はじめから体を対価に「援交」をしている女性なのか、もはやわからなくなりました。

ある意味では、パパ活が「援交」の隠れ蓑になっているということです。

パパ活と援交の境目はどこにある？

では実際のところ、パパ活と援交の境目はどこにあるのでしょうか。

具体的なシチュエーションをもとにまとめました。

セックスする前提でお手当をもらう約束をする→援交

例えばパパ活アプリで「大人3でどうですか？」というメッセージを受け取り、合意して会ってセックスした場合、援交（売春）にあたります。

セックスの対価として報酬が発生する約束をしてしまっているからです。

食事に行ってお手当をもらい、最終的に合意でセックスする→援交ではない

もともと「食事に行ってお手当2万円」の約束をしていて、食事に行ってお手当を受け取り、その後気分が盛り上がって二人でホテルに入ってセックスをする。

この流れであれば、セックスの対価としてお手当を受け取っているわけではないため、援交ではありません。

女性が18歳未満だった→どちらにせよ違反にあたる可能性がある

デートが食事だけの場合でも、女性側が18歳未満だった場合は「青少年保護育成条例」に違反する可能性があります。

青少年保護育成条例は地域ごとにも変わりますが、大まかには「夜中に連れ出すこと」「淫らな行為をすること」「勧誘行為をすること」などが禁じられています。

あなたが男性なら、18歳未満の女性とは絶対にパパ活をしないようにしましょう。

パパ活と援交の違いまとめ

パパ活と援交には「体の関係を前提としてお手当が発生する行為か否か」の違いがあります。

もちろん大人の二人ですから、実際に会って盛り上がってしまえば、あとは自由恋愛です。

しかしお手当の約束をするのは、健全な食事デートやお出かけデートだけにしておきましょう。